仮想通貨や投資が話題になった近年、2020年には東京オリンピックも控え、キャッシュレス化が推進されるなか、「これを機に金融について勉強してみようかなあ」なんて思った方も多いのではないでしょうか。
一つの契約や思い切った投資が後に大成功し、一気に億万長者になる人もいるような夢のある金融業界。
しかしそれと同時に、すべてを失うリスクを抱えなければいけない厳しい世界でもあります。
今回は金融や投資、株や経済に興味のある方にオススメしたいお金にまつわる映画12作品をご紹介します!
「映画なんてそれこそ夢の世界の話じゃないの?」「そんなの参考になるの?」と思ったそこのあなた、安心してください。
今回ご紹介している作品は、ほとんどが実話をもとにしたノンフィクション作品です!
「え、これが実話だったの!?」と驚きの連続のはず!
確かに登場人物たちは、ほんの一握りの成功者たちの中でも、更に一部の特殊な人たちかもしれません。
誰しもが映画の中の主人公達のような人生を歩めるわけではありませんが、映画を観ればお金に関する知識が増えて、現実でも役立つことがあるはず!
今回は金融に関する知識の難易度別に厳選してみました。
お金についてあまり詳しくない方も、そこそこ金融業界に詳しい方も楽しめる内容となっております。
では、どうぞ!
※配信情報は2020年6月現在の情報です。
目次
金融を知るならこの映画から!お金の映画入門編
「株や投資よりも、まず金融業界に興味をもちたい!」という方にオススメの映画を2作品ご紹介します。
金融知識がまったくなくても楽しめるので、入門編としてオススメです。
難しい専門用語はほとんど出てこず、どちらかと言うと、金融業界で奮闘する人々の生き様に焦点を当てた作品となっています!
登場人物たちに感情移入しやすい作品なので、思わず涙を流してしまう場面もあるかもしれません。
「感動あり」「深いストーリーあり」で、映画作品としても素晴らしいものばかり!
しかもどちらも実話だから驚き!
お金に関するテーマの作品を今まで見たことがない人は、こちらの2作品から見てみてはいかがでしょうか。
殿、利息でござる!
「殿、利息でござる!」あらすじ
金欠の仙台藩は百姓や町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。
さびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿で、街の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平次(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。
それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。
計画が明るみに出れば打ち首確実。千両=三億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。
「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という”つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ町のため、人のため、私財をなげうち悲願に挑む!
引用元: 「殿、利息でござる!」公式サイト
殿、利息でござる! | |
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監督 | 中村義洋 |
脚本 | 中村義洋 鈴木謙一 |
原作 | 磯田道史『穀田屋十三郎』(『無私の日本人』所収) |
製作国 | 日本 |
公開日 | 2016年5月14日 |
上映時間 | 129分 |
キャスト | 阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 千葉雄大 羽生結弦 松田龍平 草笛光子 山崎努 |
「殿、利息でござる!」のレビュー
この作品は、日本の江戸時代が舞台になっています。
金融映画というと、なんとなくハリウッド映画の印象が強いかもしれませんが、この「殿、利息でござる!」は、日本人なら誰もが知っておくべき、ある実話をもとにした作品です!
原作は、歴史学者・磯田道史さんの「無私の日本人」に所収されている「穀田屋十三郎」という評伝になります。
歴史学者の視点から、できるだけ当時のまま脚色せずに描いた作品で、読んだ人は必ずといっていいほど感動すると言われる傑作です。
今回作品でメガホンをとった中村義洋監督も、お殿様役で出演しているフィギュアスケーターの羽生結弦選手も、実際にこの評伝を読んで心を動かされたとインタビューで答えています。(それだけこの「穀田屋十三郎」たちが成し遂げたことはすごいことだったんです!)
題名からして、コミカルでワイワイしたお話なのかなと思われがちですが、どちらかと言うとすごく地味なお話だと思います。
ある意味とても「日本人らしい」作品なのではないでしょうか。
豪遊や一攫千金など、比較的派手な要素が目立つ金融映画の中で、この作品は「謙虚さ」「慎ましさ」「無私の精神」などを教えてくれます。
とくに主人公の穀田屋十三郎たちが決めたある「掟」には、そのすべてが凝縮されているんですが…、それがまた素晴らしくって…!
こんな人達が実際に日本にいたのかと思うと、自然と心の底から涙が溢れました。
この作品を観終わったあと、きっと自分が日本人であることを誇りに思うと同時に、日頃のお金の使い方の見直しや、周りの人への態度を改めようと背筋を伸ばしたくなるはず!
「アンタはどっちを向いて仕事をしているんだ!」
250年前に実在した素晴らしき日本人たちの偉業をぜひ観るべし!
幸せのちから
「幸せのちから」あらすじ
1981年サンフランシスコ。
妻・リンダと息子・クリストファーと暮らすクリス・ガードナーは、骨密度を測定する新型医療機器のセールスをして暮らしていた。
大金をはたいて仕入れた機械だったが、実際には「レントゲンよりも少し鮮明に見える程度の贅沢品」という無用の長物だったため、セールスはうまく行かず、妻のパートでなんとか生活する苦しい生活を送っていた。
ある日、いつものように売れない医療機器を抱えて歩いていると、真っ赤なフェラーリを目にする。
あまりの輝かしさに見惚れたクリスは、フェラーリの持ち主のもとへ行き、「あなたに2つ質問がある。あなたの仕事と、その仕事にどうやってついたかだ。」と尋ねた。
すると持ち主はこう答えた「株の仲買人をしている。学歴は関係ない。」と。
その返答を聞き、株に興味を持ち始めたクリスは、家族のため、一流の証券マンを目指し、証券会社の養成コースへ願書を提出するのだが…。
幸せのちから | |
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監督 | ガブリエレ・ムッチーノ |
脚本 | スティーヴン・コンラッド |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2007年1月27日(日本) |
上映時間 | 117分 |
キャスト | ウィル・スミス ジェイデン・スミス タンディ・ニュートン |
「幸せのちから」のレビュー
この作品は本当に泣きました…。
仕事をしている人ならなおさら涙が止まらない作品だと思います。
前にご紹介した「殿、利息でござる!」同様、金融映画でここまで感動するとは…!
よく「お金で買えないものがある」という言葉を耳にします。
たしかに、お金が全てではないかもしれません。
でも、お金がなければ手に入れられないものがたくさんあることも事実です。
「お金で買えない幸せがある」という言葉も、「綺麗事」とまでは言いません。
ですがこの作品を観たあと、簡単に同じことを口にできるでしょうか…。
家も失い、家族もバラバラになり、昼夜問わず働き詰めてもゆっくり休む寝床もない。
不確定な未来の一筋の希望にすがるしかない状況で、そんな暮らしを続けられる精神力は並大抵のものではないはずです。
「大切ななにかのために惜しみない努力をする。」それがいかに当たり前のようにみえて大変なことか。
自分にとっての「仕事」や「お金」の価値観を大きく変えるきっかけになるような、そんな作品だと思います。
主人公のクリスは、金融に対する知識を付ける前に、その根本となる大切なことを教えてくれます。
世の中には思いもよらない形で一攫千金を手にする人もいますが、その一方で、死に物狂いで努力して働いても、それに見合った給料がもらえていない人がたくさんいることも忘れてはいけません。
“金融業界”という場所が、決して生ぬるい世界ではないことをもう一度再確認しておくのも大切です。
”Don’t ever let somebody tell you you can’t do something.”
ー「お前にはできない」なんて絶対、誰にも言わせるな。
華やかな金融業界の裏が知りたい!お金の映画初級編
「金融業界ってやっぱり華やかで、億万長者への夢がある場所なの!?」と思っている人に観てほしい、お金の大切さが痛いほどわかるオススメ作品を4つご紹介!
入門編でご紹介した作品よりも、さらに実際の金融業界の仕組みに入り込んだ作品となっています。
初級編で紹介する作品のほうが、入門編よりもリアリティはないかもしれません(笑)。
かなりぶっ飛んだ4作品になっています。(と言いつつ「闇金ウシジマくん」以外は実話ですよ!)
美人な恋人に豪邸に豪華な食事、そして尽きることのない巨額の財産…。
誰もが一度は想像したことがある大富豪の生活は、果たして幸せなことばかりでしょうか?
人生においてのお金の価値を考えさせられること間違いなしです!
闇金ウシジマくん
「闇金ウシジマくん」あらすじ
都内でカウカウファイナンスを営む丑嶋馨(ウシジマカオル)。
それは「10日で5割(通称・トゴ)」の法外な高金利で金を貸し付ける闇金融業者だった。
しかし、一般の消費者金融ではお金をかりることができない人々が、今日もカウカウファイナンスを訪れる…。
イベントサークルのオーガナイザーを務める小川純は、イベントの資金を出してくれるスポンサーを探していた。
ある日のパーティー会場で、100万円出資してくれるという猪俣という男と出会うが、猪俣は丑嶋から借金をしており、その場で連れて行かれてしまう。
せっかく見つけたスポンサーを連れて行かれてしまった純は、丑嶋が闇金ということを知り、それを利用して丑嶋たちを出し抜こうと画策する。
闇金ウシジマくん | |
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監督 | 山口雅俊 |
脚本 | 福間正浩 山口雅俊 |
原作 | 真鍋昌平『闇金ウシジマくん』 |
製作国 | 日本 |
公開日 | 2012年8月25日 |
上映時間 | 129分 |
キャスト | 山田孝之 大島優子 林遣都 崎本大海 やべきょうすけ |
「闇金ウシジマくん」のレビュー
この作品はドラマで放送されていただけあってかなり知名度の高い作品だと思います。
原作となっている真鍋昌平さんの同名漫画も凄まじい人気ですよね!
闇金融会社・カウカウファイナンスにお金を借りに来るのはみんなろくでもないやつばかり。
バカみたいに高い金利でも、そういった人たちにはもうカウカウファイナンス以外にお金を貸してくれるところがないため、客足は絶えません。
「こんなの漫画の世界の話でしょ」と言いたくなりますが、私は「これもあながちよくある社会の闇なんじゃないかな」と思ったわけです。
今回ご紹介しているこの劇場版パート1でも、「絶対にこんなやついないだろ!」的なクズは登場しません。
絶妙に、現代社会で問題になっている金融事情の裏側にいる人たちを見せられているような気持ちになります。
入門編では、お金はないもののそこから地道に努力して、結果的に幸せになるストーリーの作品をご紹介しました。
ですが初級編では、お金がもたらす不幸について描いた作品が多いです。
ウシジマくんに登場するクズたちも、他人事のように見えて、実は自分と紙一重な部分があるかもしれません。
「金は奪うか奪われるかだ。てめえの本心殺して人に媚び売って恵んでもらうもんじゃねえ。」
ウシジマくんに、バシッとお金の怖さ、教えてもらいましょう!!
ウルフ・オブ・ウォールストリート
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」あらすじ
一攫千金を夢見るジョーダン・ベルフォートは、ウォール街の証券会社に就職する。
しかし、トレーダーとしてデビューを飾る日に”ブラックマンデー”が起こり失業してしまう。
その後、レストランで出会ったドニーとドラッグのディーラーを雇い株式会社を設立、1ドルにも満たない“ペニー(クズ)株”を巧みな話術で金持ちに売りつける商法で巨額の富を手にする。
一気にウォール街のカリスマとなったジョーダンは、稼いだ金を高級車やドラッグ、娼婦につぎこみパーティー三昧の狂乱の日々を続けるが…。
ウルフ・オブ・ウォールストリート | |
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監督 | マーティン・スコセッシ |
脚本 | テレンス・ウィンター |
原作 | ジョーダン・ベルフォート『ウォール街狂乱日記ー「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』 |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2014年1月31日(日本) |
上映時間 | 179分 |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ ジョナ・ヒル マシュー・マコノヒー マーゴット・ロビー カイル・チャンドラー |
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のレビュー
この作品は相当ぶっ飛んだ作品になっています。
子供と一緒には絶対観ないでください。
きっと映画が終わるころには、相当気まずい空気になってしまっていると思います(笑)。
学歴もコネも何一つ持っていなかったジョーダン・ベルフォート。しかし彼は天性の話術とマネジメント力を秘めていました。
人脈も自信も、何もかも0からのスタートだった彼が、どのようにして年収49億円にまで上り詰めたのか。
そしてその先に待っていた結末とは…(巨額の詐欺を行っていた彼の結末はおよそ想像がつきますけどね!)。
とにかく、「THE!アメリカの超大金持ちの生活!」という感じで主演のディカプリオさんが大暴れします。
でもこの豪遊っぷりや、随所に見られるぶっ飛んだ演出も、モデルとなったジョーダン・ベルフォート本人が認めるほど事実に忠実なんだそうです(どんな生活してたんや)。
そういった刺激的な演出に目が行きがちですが、特筆すべきは彼自身が持つビジネスマンとしての能力の高さ。
ほとんど価値のないペニー株をどのようにして売りさばいたのか。
観終わったあと、思わず彼の出版しているHow to本を買ってしまいそうになります。
「私にペンを売れ。」
映画史上最も「FUCK」というセリフが出てくるこの作品(笑)。
観て損はないですよ!!
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」あらすじ
1968年、アメリカ・ニューヨーク。
16歳のフランク・アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)は、仲の良い両親のもとで幸せに暮らしていた。
父は地元の名士たちの間でも一目置かれる存在であり、フランクもまた、そんな父のことを誇りに思っていた。
しかし、父の事業が失敗し幸せだった生活は一変。
借金返済のために家は差し押さえられ、母は新しい男と出ていってしまった。
「お金さえあれば幸せでいられたのに…。」家族と過ごしてきた幸せな毎日を奪われたフランクは、失意のまま家出し、父からもらった小切手も使い果たしてしまう。
途方に暮れるフランクだったが、彼は小切手の偽造を思いついて…。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | |
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監督 | スティーブン・スピルバーグ |
脚本 | ジェフ・ナサンソン |
原作 | フランク・W・アバグネイル『スタンレディング』 |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2003年3月21日(日本) |
上映時間 | 141分 |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス クリストファー・ウォーケン マーティン・シーン |
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のレビュー
こちらも実話が元になった作品になります。
大まかなストーリーは原作通りですが、スティーブン・スピルバーグ監督によってかなり脚色された部分もあるようです。
「んなアホな!」と思う手口で次々とピンチを交わしていくフランク少年には終始驚かされっぱなし。
ですが実話をもとにしているとはいえ、「ほんとにこんなやり口で騙せてたんか!?」と疑問に思う場面もしばしば。
あんまり「ノンフィクション作品だ!」と意気込んでみないほうがエンターテイメント作品として楽しめると思います!
作中、医療関係者やパイロットなど、様々な職業になりすますフランク少年でしたが、弁護士資格なんかは実際に短期間で習得していたらしいから驚き(笑)。
天才詐欺師は本当に頭がいいんだなあと、犯罪者に対して言うことではありませんが、あっぱれです。
ただ天才詐欺師が世界中を騙して回るというだけの作品ではなく、なぜフランク少年が小切手詐欺を行うようになったのか、そして彼を追い続けるカール捜査官とフランク少年との奇妙な友情など、要所要所にしっかり盛り上がりがあるのも見どころ。
レオナルド・ディカプリオ演じる「犯罪者なのにどこか憎めない10代の少年」に最後まで振り回されること間違いなし。
「分かるはずだ。時に、嘘の中で生きるほうが楽なものだ。」
観終わったあと、もう一度、当時彼が若干16歳の未成年だったことに驚くはずです(笑)。
あなたはフランクの嘘を見抜けるでしょうか…?
マネーボール
「マネー・ボール」あらすじ
資金面で裕福な球団が、スター選手や人気の選手を獲得し、「資金力=チームの強さ」となってしまった2000年代のアメリカの野球界。
貧乏で弱小チームのオークランド・アスレチックスは、ディビジョンシリーズでニューヨーク・ヤンキースに敗北し、スター選手3人のフリーエージェント移籍が確定的になってしまった。
アスレチックスでゼネラルマネージャーを務めるビリー・ビーンは、なんとかこの状況を打開しようと補助資金を要請するも、スモールマーケットのオークランドを本拠地とするオーナーの返事はつれない。
ある日、トレード交渉にでかけたビリーは、インディアンズのオフィスでイエール大学卒のピーター・ブラントに出会う。
一見冴えないオタクに見える彼だったが、実は各種統計から選手を客観的に評価する「セイバーメトリクス」を用いる新しい観点を持つスカウトマンだった。
彼の考えに興味を抱いたビリーは、ピーターをアスレチックスに招き、低予算でチームを立て直そうと試みるが、それは今までのスカウトマンの常識と大きく異なる「茨の道」だった…。
マネーボール | |
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監督 | ベネット・ミラー |
脚本 | スティーブン・ザイリアン アーロン・ソーキン |
原作 | マイケル・ルイス『マネーボール』 |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2011年11月11日(日本) |
上映時間 | 133分 |
キャスト | ブラッド・ピット ジョナ・ヒル フィリップ・シーモア・ホフマン |
「マネー・ボール」のレビュー
この作品は、今回ご紹介している作品のなかでも特に印象に残った作品です。
これもまた実話が元になっている作品であることは知っていましたが、まさか試合の展開まで実話通りだったとは…!(「事実は小説より奇なり」とはまさにこのことですね!)
こんなドラマのような展開が実際にあったのかと思うとさらに胸が熱くなります…!
常識に立ち向かい、自分を信じて突き進むビリーの姿は、少々強引で不器用なところもあるけれど、すごくかっこいいです。
当たり前と対峙することがどれだけ勇気のいることか、きっとその場所に立ったことのある人にしかわからないことなんだろうなと思います。
「お金がすべて」になりかけていたアメリカの野球界の仕組みを逆手に取り、いかにして弱小チームを立ち直らせたのか。
最後のビリーの決断も含めて、何もかもがドラマチックな“実話”です。
金融知識がなくても十分映画として楽しめますし、逆に野球のルールが全くわからなくても楽しめる作品だと思います!
「人生を金で決めたことがある。だが、もう二度としないと誓った。」
好き嫌いせずに、とにかく一度は観てほしい作品です!
世界経済の現実を知るならこの作品!お金の映画中級編
「映画の中でも、金融業界に関してよりリアリティのある作品が観たい!」という方に観てほしい、おすすめ作品です!
これまで紹介した作品は、「お金の大切さ」「金融業界の裏側」などに焦点を当てたものが多かったですが、中級編ではそういた出来事が実際どのように行われていたかをカメラに収めた「ドキュメンタリー作品」を中心にご紹介します!
リーマンショックが起きたときのアメリカの当時の現状や、私達が毎日のように口にするコーヒーの原料であるコーヒー豆を栽培するエチオピアの人々の生活など、普段あまり目にすることのない現実に向き合う事ができる作品です。
私達の生活に欠かせない「お金」がもたらす格差、飢餓…。
金融業界を学ぶなら避けては通れない、紛れもない現実を観ておかなくてはなりません。
おいしいコーヒーの真実
「おいしいコーヒーの真実」あらすじ
コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日の消費量は約20億杯にもなる。
大手企業がコーヒー市場を支配し、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。
私たちは「おいしいコーヒー」にお金を払い続けている。
しかし、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園を手放さなくてはならないという現実。
一体なぜ?
引用元: 「おいしいコーヒーの真実」公式サイト
おいしいコーヒーの真実 | |
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監督 | マーク・フランシス ニック・フランシス |
脚本 | ヒュー・ウィリアムズ |
製作国 | イギリス アメリカ |
公開日 | 2008年5月31日 |
上映時間 | 78分 |
出演者 | タデッセ・メスケラ |
「おいしいコーヒーの真実」のレビュー
このドキュメンタリー作品を観たあと、必ずコーヒーショップを見る目が変わります。
少なくとも私はガラリと変わりました。
私達が普段当たり前のように飲んでいるコーヒーがどのように栽培され、加工され、私達の口に届いているのか、考えたことがありますか?
恥ずかしながら私は、この作品を観るまで、栽培農家の方の生活や暮らしに思いを馳せたことはありませんでした。
自分が毎日のように飲んでいるコーヒーが、どれだけ農家の人々の収入になっているのか、そんな事を考えながらコーヒーを飲んだことがなかった私にとって、この作品が訴えかけてくるメッセージは強烈でした。
世界共通で愛されるコーヒーという飲み物の裏側はどうなっているのか。
株や投資など、「THE 金融」というテーマからは若干それてしまいますが、世界経済を知る上で必要なことを教えてくれる作品です。
「家族が惨めな思いをするのはコーヒーのせい。」
あなたが飲んでいるそのコーヒーが、どのようにしてあなたのもとへ届いているのか。
真実を知ってからも、あなたは当たり前のようにコーヒーショップに通えるでしょうか…。
キャピタリズム~マネーは踊る~
「キャピタリズム~マネーは踊る~」あらすじ
2008年9月、アメリカの巨大証券会社リーマン・ブラザーズが破綻し、大不況が訪れた。
日本にも多大な影響を及ぼした“リーマンショック”である。
低所得者向けの住宅ローン、通称・サブプライムローンは、人々に夢のマイホームを与え、そして時が来ると、手に入れたはずの家と生活のすべてを奪い去ってしまった。
しかし、実際のアメリカでは、それより以前から住宅ローン滞納のため、自宅を差し押さえられる人が増えていたのだ。
「1%の富裕層が底辺の95%より多い富を独占」していると言われる資本主義国アメリカ。
大不況のこの国で、国民の税金7千億ドルはどこへ消えたのか。
マイケル・ムーア監督自身が$マークの袋を片手にウォール街へ突入していく。
「僕たちの金を返せ!」
キャピタリズム~マネーは踊る~ | |
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監督 | マイケル・ムーア |
脚本 | マイケル・ムーア |
制作 | マイケル・ムーア アン・ムーア |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2009年1月9日 |
上映時間 | 120分 |
「キャピタリズム~マネーは踊る~」のレビュー
独自の視点で自分の疑問に思ったことを作品にしてきたマイケル・ムーア監督。
この作品は、そんなマイケル・ムーア監督が、リーマンショック直後のアメリカで何が起きていたのか、自身の経験なども踏まえながら訴えていくドキュメンタリー作品になっています。
これまで紹介してきた作品の中にも、こうした世界不況を舞台にした作品はありますが、この「キャピタリズム~マネーは踊る~」を観ると、そういった作品の舞台になった当時の現状が痛いほどわかります。
政策や人物など、特定の何かを批判する際、ものすごい力を発揮するマイケル・ムーア監督ですが、今回の作品で批判しているのは、結局のところアメリカの「資本主義」という社会体制です。
同監督の「華氏911」が公開された際は、ブッシュ大統領(当時)を痛烈に批判し大きく話題になりましたが、正直今作はイマイチ何が言いたいのかわからない作品になってしまったように思う部分が多々ありました。
全部観終わったあとに、「で、結局これからのアメリカはどうすればいいの?」といった疑問だけが残る…。
世界不況に陥った当時のアメリカがどういう状況であったかを知るにはとてもわかり易い作品だと思いますが、それ以上の何かを期待すると興ざめしてしまうかも…。
この作品では、当時家を失った人々や職を失った人々が弱者であり、この状況を生み出した資本主義とウォール街の人々が悪者であるように描いています。
しかし、都合の良すぎる目先の幸せに気を取られて、自分の未来をよく考えず「サブプライムローン」に手を出してっしまった人々にも責任はあるんじゃないのかな、なんて思ったり…。
観終わったあとに誰かと議論してみるのも面白いと思います!
「アメリカでは、パイロットより、マックのバイトのほうが稼げる。」
ムーア監督はドキュメンタリー作品を制作する際、かなり主張が激しいことで有名なので、この作品で観たことを鵜呑みにしてしまうと、アメリカの社会体制に相当偏見を持ってしまう事になりかねません。
この作品で映し出されていることが全てではないと理解した上で観ていただくことをオススメします!!
インサイド・ジョブ
「インサイド・ジョブ」あらすじ
リーマンショックによる大不況が長引くアメリカ。
多くの人々が家を失い、生活を失い、路頭に迷ってしまった裏側で、逆にとんでもない額を儲ける人々がいた。
ほとんど「犯罪」のように引き起こされたリーマンショック。
「誰が」「どのよにして」引き起こしたのか、チャールズ・ファーガソン監督指揮のもと、金融業界における大物たちに、その真相を確かめるべくマイクを向ける。
資本主義であるアメリカの格差社に切り込んだ社会派ドキュメンタリー。
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 | |
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監督 | チャールズ・ファーガソン |
制作 | オードリー・マーズ チャールズ・ファーガソン |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2011年5月21日(日本) |
上映時間 | 109分 |
ナレーター | マット・デイモン |
「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」のレビュー
こちらは先ほど紹介した「キャピタリズム~マネーは踊る~」とはまた全く違う雰囲気のドキュメンタリー作品です。
舞台は同じく2008年の世界金融危機。
当時の現状を振り返りながら、金融業界の大物や芸能人、政治家など様々なキーパーソンにマイクを向け、真実を探っていきます。
この作品は、単にリーマン・ショックの原因であるサブプライムローンを掘り下げるだけではなく、業界の構造的な問題として描いています。
マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム」は、監督自身がウォール街に飛び出して「僕たちの金を返せ!」と叫びまくるシーンが印象的でしたが、この作品はただ「金融危機のせいでこんなに困っている人がいる!」と訴えるだけではなく、その根本部分でどんな問題が起きて、業界の構造のどんな仕組みが影響を及ぼしているのかまで深く掘り下げられています。
「キャピタリズム」の作風があまり合わなかったという方は、この作品を観てみると良いかもしれません。
逆に「キャピタリズム」を全部観た人は、その後にこちらを観ると、全く違う視点から映し出される金融危機の当時の状況に考えさせられることがたくさんあるはず!
「これは銀行強盗と同じなんです。ただし、犯人は外部の人間ではなく銀行の頭取でした。」
「アメリカって思ったよりやばいかも…。」と思ったあなた、日本も他人事ではありませんよ…。
金融の知識がついてきた人に観てほしい!お金の映画上級編
「金融に関する知識はなんとなくついてきた!」という方に観ていただきたい映画をご紹介。
インサイダー取引やサブプライムローン、リーマンショックの仕組みなどについて、ある程度知識がついてきた人にオススメの2作品です。
とくに「ウォール街」は、主人公のゴードン・ゲッコーのキャラクターが、当時アメリカで大人気になった超有名作品!金融映画を観るなら外せない1作です!
正直、知識がなくても映画として素晴らしいので楽しめるかもしれませんが、知識をつけてから観たほうが100倍楽しめると思います。
こちらの2作品は、現実世界で起きたことをもとに創作したフィクション作品です。
中級編などで観た現実と照らし合わせながら観ると、よりストーリーに入り込めて面白いですよ!
ウォール街
「ウォール街」あらすじ
証券会社に勤める営業マンのバドは、自分の今の暮らしに満足できないでいた。
どうにかして貧しい生活から脱却し、出世することを夢見ていた。
ある日バドは、営業で投資家ゴードン・ゲッコーのオフィスを訪ねる。
ただの営業マンであるバドを相手にしないゴードンだったが、バドが自分の父親の勤める航空会社”ブルースター・エアライン”の内部情報を話すと、途端に興味を示し、バドはゴードンと取引することに成功する。
しかしゴードンは、バドの功名心に漬け込み、違法なインサイダー取引をさせようと目論んでいた…。
ウォール街 | |
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監督 | オリバー・ストーン |
制作 | スタンリーワイザー オリバー・ストーン |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 1988年4月16日(日本) |
上映時間 | 128分 |
キャスト | マイケル・ダグラス チャーリー・シーン ダリル・ハンナ マーティン・シーン ハル・ホルブルック テレンス・スタンプ |
「ウォール街」のレビュー
これは金融を学ぶ人なら必ず観たことがある作品と言っても過言ではないくらい非常に有名な作品です!(経済や金融の評論や記事でも引き合いに出されることが多いです!)
マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーが大人気となり、金融業界や投資家を目指す人が増えるきっかけを作ったことでも話題になりました。
作中でゴードンが放った「Greed is good(強欲は善だ)」というセリフはアメリカの流行語になり、当時の社会現象にもなりました。
投資やインサイダー取引などがメインになってくるので、そういった分野に特に興味がある人はなおさら必見です!
監督のオリバー・ストーンさんは、過剰な資本主義による倫理観の崩壊を嫌悪していました。
そういった未来にならないようにとの戒めを込めて、この作品では、その考えの象徴とも言えるゴードンを「悪」として描いたものの、当時は逆にゴードンの「金がすべて」という揺るがないキャラクターがめちゃくちゃ人気になってしまって…。
なんだか監督が言いたかったことと逆効果になってしまったような…(笑)。
ですが、さすが社会派のオリバー監督だけあって、目の付け所はさすがの一言!
少し古い映画になるので、画質が悪かったり、時代を感じさせる描写が多々あるものの、それを上回る映画作品としての面白さ!
台詞回しや結末までの展開の流れなど、全く飽きることのない完璧な作品だと思います!
”Money never sleeps.”
ー金は眠らんぞ
ゴードンのカリスマ性に引き込まれてしまわないよう、ご注意ください!
マージンコール
「マージン・コール」あらすじ
ウォール街のとある投資銀行で、ある日非公式の大量解雇が行われた。
奇跡的に生き残ったピーター・サリヴァンは、リスク管理部門の上司であるエリック・デールから「用心しろ。」という言葉とともに、一本のUSBメモリーを渡す。
残されたピーターはその晩、USBメモリーの内容の解析を行った。
そこでピーターは、自身の会社が、会社の総資産を大きく上回る大量のMBSを保有していることに気づく。
会社が生き残るには、市場が気づく前に、この大量の不良債権を売りさばかなければならない。
利益至上主義のウォール街で、それぞれの私欲を交えた壮絶な24時間が始まる…。
マージンコール | |
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監督 | J・C・チャンダー |
脚本 | J・C・チャンダー |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2011年10月21日(アメリカ) ※日本では劇場未公開 |
上映時間 | 109分 |
キャスト | ケヴィン・スペイシー ポール・ベタニー ジェレミー・アイアンズ ザカリー・クイント ペン・ハッジリー サイモン・ベイカー メアリー・マクドネル デミ・ムーア スタンリー・トゥッチ |
「マージンコール」のレビュー
こちらは、アメリカの大手証券会社”リーマン・ブラザーズ”をモデルにした作品です(あくまでモデルなので実際のリーマン・ブラザーズの当時の状況とは異なります)。
リーマンショックが起きる直前の24時間を舞台に、金融危機の瞬間の従業員たちの取る行動が描かれています。
私はもちろんウォール街の一流証券会社なんかに足を踏み入れたことはありませんが、きっとこんな世界なんだろうなあと思わされる緊張感のあるリアルな現場。
ですがその分、前に紹介した「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」みたいな華やかさはなく、めちゃくちゃ地味な作品です。
でも、地味だからこそ、逼迫した空気感や、とんでもなくやばい状況であることがひしひしと伝わってくるんですよ…!(あまり話の流れが理解できなくても、とにかく「なに!?なんかすごいやばいことが起こるの!?」ってなります)
世界を巻き込んだ金融危機が起こるとわかったとき、ウォール街のエリートたちはどのように動いていたのか…。
利益至上主義の社員たちが次々と下す決断。
倫理観を問わないどこまでも真っ直ぐな「欲望」に、人間という生き物の哀しさを感じます…。(なんか虚しい…。)
最初にご紹介した「殿、利息でござる!」を観てから「マージンコール」を観ると、よりギャップが感じられて面白いと思います!
「いつだって勝者と敗者は同じ数だけいる。幸福と不幸、金持ちと貧乏すべてが背中合わせだ。今日はいつもより敗者が多いかもしれないが割合は変わらない。」
当時この作品が日本では劇場公開されていなかったことに驚き。
まだ観たことがない人はぜひご覧ください!
専門的な金融用語もわかる人向け!お金の映画応用編
「もっと専門的な金融用語とかが出てくる作品が観たい!」という方に観てほしい!おすすめ作品応用編です。
金融知識がないままいきなりこの作品を観ると、大半の人は頭の中に「?」が大量発生してしまうと思います(笑)。
そのくらい、専門用語や金融業界の常識を理解していることをベースにした作品です。
逆に、今までご紹介してきた作品では「なんか物足りないな…。」と思った人にはもってこいの作品かもしれません!
金融に関して学んできた人は、最後にこの映画を観て自分の知識でどこまで理解できるか試してみるのも良いかもしれませんよ!(私はいきなりこれらの映画を観てチンプンカンプンでした。)
マネー・ショート 華麗なる大逆転
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」あらすじ
2008年、アメリカで起きたリーマンショック。
大不況に陥ったその国で、いち早く金融危機の可能性に気づき「世紀の空売り」を行った4人の天才たちがいた。
ヘビメタ好きの変わり者トレーダーのマイケル・バーリ、若きウォールストリートの銀行家ジャレッド・べネッド、大手銀行に不信感を持っていたマーク・バウム、引退した伝説の銀行家ベン・リカート、世界金融危機が起こる直前、水面下で彼らが行っていた取引とは…。
マネー・ショート 華麗なる大逆転 | |
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監督 | アダム・マッケイ |
脚本 | チャールズ・ランドルフ(英語版) アダム・マッケイ |
原作 | マイケル・ルイス『世紀の空売り 世界経済の破綻にかけた男たち』 |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2016年3月4日(日本) |
上映時間 | 130分 |
キャスト | クリスチャン・ベール スティーブ・カレル ライアン・ゴズリング ブラッド・ピット |
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のレビュー
この作品は、世界金融危機が起きることを事前に見抜いた実在する4人の天才たちをモデルにした作品です。
かなり賛否両論ありますが、私はまず言いたい。
「全然『華麗なる逆転』じゃない…!」(むしろなんかちょっと後味悪い…!)
というのも、このマネー・ショートの舞台もまたまたリーマンショックを題材にした作品なので、「世紀の空売りに賭けた男たちが大儲けした」っていう事実はもうわかってしまっているんですよ(題名からして壮絶なネタバレ)。
これまでご紹介した作品を観たことがある方ならおわかりいただけると思いますが、儲けた人がいる一方で、一瞬にして人生のどん底に突き落とされた人が山のようにいるんです。
「悪いやつからお金を取り返してやったぜ!」的なお話だったらまだしも、彼らが儲けたお金は、別に悪いやつが貧しい人々から巻き上げたお金とかではなくて…。
でもかといって犯罪を犯して儲けたわけでもないし…。という感じですーごい複雑な気持ちになってしまうんです(前にご紹介した「マージン・コール」の「いつだって勝者と敗者は同じ数だけいる。」というセリフを思い出しますね…)。
しかしながらやはり主役級のハリウッドスター揃いというだけあって、2時間以上の作品でも全く飽きることはありません。
むしろあっという間の130分だと思います。
この内容をここまでエンタメ作品として成功させられたのは、ライアン・ゴズリングをはじめとする俳優さんたちの力が大きいと思います!
また金融知識がないと楽しむのは厳しいと言いましたが、一応作中でも、女優のマーゴット・ロビーや有名シェフのアンソニー・ボーデインなんかが突然「説明しよう!」ってな感じで本人として登場して、金融に関する専門用語を教えてくれます(笑)。
でも、「一回説明したことはもうわかってるよね!」的な感じでどんどん進んでいくので、やはり全く知識がないままついていくのは大変(知識をつけてから観た方が圧倒的に面白い!)。
「やっかいなのは知らないことじゃない、知らないのに知っていると思いこむことだ。」
頭脳戦や心理戦なんかが好きな人には特におすすめです!
映画なら難しいお金の勉強を楽しくできる!
今回は、お金にまつわる映画をご紹介しました。
「株式」「投資」「経済」「市場」など、金融のどういったジャンルについて知りたいかは、人それぞれだと思います。
今回は、なるべく幅広いジャンルのおすすめ金融映画をご紹介しました。
この中にあなたの興味を引く作品や、お気に入りの作品があれば嬉しいです。
普段生活に欠かせない「お金」、正しい知識と使い方を学んで、有意義に使うことを心がけましょう。
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