for ever godard

60年代の傑作から21世紀の起源をを問う90年代の傑作まで、ゴダールの軌跡を一挙展望する連続するロードショー

ゴダールが、映画史の、また20世紀の歴史の集大成として作りあげた 「映 画 史」という十年越しの作品が、ついに全貌を現した。 それを体験し、そこからどれだけ生産的な反響を引き出させるかが、 われわれに問われている。

20世紀が後世に誇れる何かがあるとしたら、 とりあえずはゴダールの「映 画 史」しかないと自信をもって言える時が 必ず来ると思う。

<フォーエヴァー・ゴダール>シリーズは、2001年夏ロンドンで世界のゴダール研究者が結集して行った<for ever godard>、そして2002年1月からオンタリオで行われている<for ever godard part2>と期を合わせることになったが、現在のところ世界で唯一「世界史」全8章までもが劇場公開された日本にこそふさわしいと言えるのかもしれない。