68年4月13日パリ生まれ。高名な学者一家に生まれて、エコール・ノルマル・シュペリウール(高等師範学校)からケンブリッジ大学に留学という秀才コースを歩んでいたが、演劇への夢が捨てられず女優に転進。93年にコメディ・フランセーズに迎えられ、アヴィニョン演劇祭で《ドン・ジュアン》(ジャック・ラサーユ演出)のエルヴィール役で一躍注目を浴びた。映画には、フレデリック・ジャルダンの「優しい狂気」(94)などに端役出演ののち、アルノー・デプレシャン監督の「そして僕は恋をする」(96)で本格デビュー。オリヴィエ・アサイヤス監督の『FIN AOUT, DEBUT SEPTEMBRE』(99)でサン・セバスチャン映画祭最優秀女優賞を獲得した。「そして僕は恋をする」で共演したマチュー・アマルリックとの間に2児をもうけており、彼の監督デビュー作『MANGE TA SOUPE』(97)に出演している。





53年8月18日ローマ生まれ。ローマの国立演劇学校に学び78年に卒業後は主に舞台で活躍。その後、エットーレ・スコラ監督の「ラ・ファミリア」(87)、リュック・ベッソン監督の「グラン・ブルー」(88)などに出演。90年のカルロ・ヴァンツィーニ監督『TRE COLONNE IN CRONACA』でダヴィッド・デ・ドナテッロ賞の最優秀助演男優賞賞を、フランチェスカ・アルキブージ監督「かぼちゃ大王(93)で同主演男優賞を受賞。99年には『LIBERO BURRO』を監督・主演している。

リヴェット監督とは初顔合わせとなり、劇中で演じられるピランデッロの《あなたのお望みのまま》(未知の女)は、カステリット自身が演出を行っている。





ジャン=リュック・ゴダール監督の「カルメンという名の女」(84)のジョゼ(ドン・ホセ)役で強い印象を残したジャック・ボナフェ。58年6月22日フランス北部のドゥエに生まれ、リールのコンセルヴァトワールで演技を学ぶ。舞台で活躍しながら、80年にエドゥアール・ニエルマンスの『ANTHRACITE』で映画デビュー。ゴダールとの出会いを経て、フィリップ・ガレル監督の『ELLE A PASSE TANT D'HEURES SOUS LES SUNLIGHTS』(85)、ジャック・ドワイヨン監督の「イザベルの誘惑」(85)など、個性的な監督を選んで出演しているのがうかがえる。





61年3月9日ベルギー生まれ。ブリュッセルの王立舞台芸術学院に学び、70年代の後半からテレビドラマで活躍。81年にマルク・ロベ監督の『MEURTRES A DOMICILE』で映画デビュー。『薔薇のようなローザ』(86)でセザール賞の有望若手女優賞候補となり、88年の舞台《ル・シッド》でジョゼフ・プラトー賞を獲得した演技派だ。ガブリエル・バーンと共演した『ソルジャー・ストーリー/愛のレジスタンス』(89)、ジェラール・コルビオ監督の「カストラート」(94)、ソフィー・マルソーと共演した「女優マルキーズ」(97)などに出演。また、短編製作にも乗り出すなど、多彩な活躍を見せている。





ジャン=ジャック・ベネックス監督の「青い夢の女」(00)では、悪女を演じたエレーヌ・ド・フージュロル。リヴェット監督作品には「ジャンヌ/薔薇の十字架」に続き2度目となる。

73年2月25日ヴァンヌに生まれ、ジャン=ピエール・モッキー監督の『LE MARI DE LEON』(93)で映画デビュー。アラン・ベルベリアン監督の「カンヌ映画祭殺人事件」(94)、セドリック・クラピッシュ監督の「青春シンドローム」(95)、「猫が行方不明」(96)、マチュー・カソヴィッツ監督の「アサシンズ」(97)、ダニー・ボイル監督の「ザ・ビーチ」(00)などに出演。





「パリでかくれんぼ」に続き、リヴェット監督とはこれが2本目となるブリュノ・トデスキーニ。62年9月19日スイスに生まれ、ジュネーヴの高等舞台芸術学院で学ぶ。その後、パトリス・シェローのナンテール演劇学校に入り、87年にパトリス・シェロー監督の『HOTEL DE FRANCE』、ジャック・ドワイヨン監督の「恋する女」で映画にも進出。92年のアルノー・デプルシャン監督「魂を救え!」で一躍、注目される。さらにシェロー監督の「王妃マルゴ」(94)では王の身代わりとなるアルマニャックを好演している。




デプレ夫人はお菓子づくりが趣味で、実は、劇作家ゴルドーニから幻の戯曲を献呈された一家の子孫。演じるのはジャン・ルノワール監督「草の上の昼食」(59)で、画家オーギュストの画から抜け出たような豊満な肢体で映画デビューしたカトリーヌ・ルーヴェル。クロード・シャブロル監督の「青髭」(62)、ウィリアム・クライン監督の「ミスター・フリーダム」(69)、ジャック・ドレー監督の「ボルサリーノ」(70)など活躍が続いたが、本作「恋ごころ」でのカムバックには、ルノワールにオマージュをささげたかのようなリヴェットの敬意がうかがえる。




「老人と子供」(67)、「愛と宿命の泉」(86)などの監督として、また「子熊物語」(88)、「愛人/ラマン」(91)、「王妃マルゴ」(94)などのプロデューサーとして知られるクロード・ベリ。毛皮商から俳優となり、クロード・オータン=ララ監督の「青い麦」(54)、ジャン・ルノワール監督の「フレンチ・カンカン」(54)などで活躍、63年のオムニバス映画「接吻・接吻・接吻」(再公開題「キス!キス!キッス!」)で監督にも乗り出す。監督・製作者として大物だが、ユダヤ人を演じさせたら俳優としても超一流と言われている。


©フランス映画社 本サイトの内容を無断で複製したり転載することはできません。 E-Mail:info@bowjapan.com