アイスバーグ!

WHO'S WHO

ルンバ

photoドミニク・アベルによれば、この映画のルンバはダンスとしてのルンバで、オレステス・アラゴンが1939 年に創設した<オルケスタ・アラゴン>の演奏が映画の発想をひきだしたという。冒頭の体育室でドムとフィオナが練習するとき、そして競技会で優勝するときの曲がオルケスタ・アラゴンの<ソン・アル・ソン>。競技会場に到着するときと最後のエンディング・クレジットの曲が<Obsession>、二人が学校をクビになり失意にしずむときに背後の壁で二人のシルエットが踊りだすときの曲はペレス・プラードの<タブー>、海で踊る幻想シーンでは<ソンブラス>と見事な構成になっている。

アベルとゴードンはもともと舞台での道化劇のために肉体を鍛えダンスも練習するが、この映画のためには特別に訓練してギャグを盛り込んだ振り付けを見せる。

フィリップ・マルツ/自殺願望のジェラール

photo「アイスバーグ!」でタイタニック号の船長ルネを演じたフィリップ・マルツが自殺願望の男ジェラールとして登場し、今回もセリフなしで名演を見せる。マルツはアベルやゴードンと一緒にパリのジャック・ルコックに学んだ道化師で、日本のACC主催のフール祭に5度来日し、バーニー・コリンズと二人組の<BP ZOOM>で公演している。

かたつむり

ジェラールはドムとフィオナの自動車に轢かれそこなって自殺に失敗したときにかたつむりを拾い、1年後、キャベツの葉で巣をつくって大事に育てるのだが・・・。映画の最後で忘れていた自殺を思い立ち、奇妙な姿で海にむかうのは「アイスバーグ!」での船長ルネと同じくジェラールも泳げないからだが、海に出てから救命ブイの栓を抜くつもりか・・・。

1年後のタイトルが出るときのかたつむりの画、最初と最後のタイトルでの犬の画はフィオナが描いた。

「アイスバーグ!」のバルフルールから

「アイスバーグ!」で出演したしろうと老人でおなじみの顔が「ルンバ!」でも連続出演している。ダンス競技会の主催者はバルフルールの市長、ドムの病室に見舞いにくる老婦人はフェルナンドおばさんだ。

ブルーノ・ロミ

photo「アイスバーグ!」と同じく3人目の共同監督として、脚本も書いたブルーノ・ロミは「ルンバ!」ではパンが大好きな暴漢の役で出演。

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