監督 cineaste

 


上から3番目の写真、
ジャームッシュの左隣の人物は、
本作にも特別出演している
ニューヨーク少林寺の
マスター、ヤン・ミン・シー氏

監督・脚本 ジム・ジャームッシュ
撮影 ロビー・ミュラー
音楽 RZA
サウンド・デザイン チック・チッコリーニIII
録音 ドリュー・クーニン
編集 ジェイ・ラビノヴィッツ
美術 テッド・バーナー
衣装 ジョン・ダン
キャスティング エレン・ルイス、ローラ・ロゼンタール
コー・プロデューサー ダイアナ・シュミット
製作 リチャード・ゲイ、ジム・ジャームッシュ

監督・脚本 ジム・ジャームッシュ

 1953年1月22日オハイオ州アクロン生まれ。父方はチェコ系、母方はアイルランド系。コロンビア大学文学部に在学中に9ケ月滞在したパリで映画に目覚め、75年に卒業後、NY大学大学院映画学科に入学してニコラス・レイの助手をつとめた。

 ヴィム・ヴェンダースと『ニックス・ムービー』で知り合う一方、ロックバンド<デル・ビザンティンス>でヴォーカルとキーボードを担当。卒業制作の長編第1作「パーマネント・バケーション」 で80年マンハイム映画祭でジョセフ・フォン・スタンバーグ賞を受賞。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の第1部<新世界>(82)を、ヴェンダースから貰った「ことの次第」のストック・フィルムで撮り、83年ロッテルダム映画祭で国際映画批評家賞を受賞したが、長編として完成したのは2年後で、84年カンヌ映画祭カメラドール最優秀新人監督賞を受賞。世界の若者の心をとらえ、今も神話的な人気に輝いている。

 ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニを主演にすえた長編第3作「ダウン・バイ・ロー」は86年カンヌ映画祭正式作品に選ばれ各国で大ヒット。長編第4作「ミステリー・トレイン」では、3話同時進行の斬新な手法で89年カンヌ映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞。長編第5作「ナイト・オン・ザ・プラネット」(92)ではさらに“同時刻の5つの街の物語”に展開。その間、<コーヒー&シガレット>の短編シリーズを始め、『コーヒー&シガレット3』では93年カンヌ映画祭短編部門のパルムドール大賞を受賞。95年、ジョニー・デップを主演に迎えた叙事詩映画「デッドマン」で話題を呼び、音楽を担当したニール・ヤングのドキュメンタリー「イヤー・オブ・ザ・ホース」を発表。

 「ゴースト・ドッグ」は劇映画としては長編第7作。<葉隠>とニューヨークの殺し屋という突拍子もない結びつきから、またまた誰にもまねのできないユニークな傑作を誕生させた。

 

フィルモグラフィー

1980 「パーマネント・バケーション」PERMANENT VACATION
1984 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」STRANGER THAN PARADISE
1986 「ダウン・バイ・ロー」 DOWN BY LAW
  「コーヒー&シガレット」 COFFEE AND CIGARETTES(短編)
1989 「ミステリー・トレイン」 MYSTERY TRAIN
  「コーヒー&シガレット 2」 COFFEE AND CIGARETTES (Memphis version) (短編)
1990 『イッツ・オールライト・ウィズ・ミー (RED HOT & BLUE)』 RED HOT + BLUE (ビデオ・クリップ)
1992 「ナイト・オン・ザ・プラネット」NIGHT ON EARTH
1993 『コーヒー&シガレット 3』COFFEE AND CIGARETTES(somewhere in California)(短編)
1995 「デッドマン」DEAD MAN
1997 「イヤー・オブ・ザ・ホース」YEAR OF THE HORSE
1999 「ゴースト・ドッグ」 GHOST DOG, THE WAY OF THE SAMURAI
 
                         『 』は日本で劇場未公開作品

撮影 ロビー・ミュラー
 ジャームッシュとロビー・ミュラーの仕事は86年「ダウン・バイ・ロー」に始まり、「ミステリー・トレイン」「コーヒー&シガレット2」「デッドマン」に続いて「ゴースト・ドッグ」は第5作。1940年4月4日オランダ領キュラソー島生まれで、69年『アラバマ:2000光年』で撮影監督デビュー以来、数々のヴェンダース作品で、モノクロで、カラーで、光と影の魔術を展開して“映像のレンブラント”と賞賛される。「忍冬<スイカズラ>の花のように」(80、ジェリー・シャッツバーグ)、「バーフライ」(87、バーベット・シュローダー)、「コルチャック先生」(90、アンジェイ・ワイダ)、「恋に落ちたら・・・」(93、ジョン・マクノートン)、「豚が飛ぶとき」(93、サラ・ドライヴァー)、「奇跡の海」(96、ラース・フォン・トリアー)、「タンゴ・レッスン」(97、サリー・ポッター)らミュラーを望む監督は多い。

製作 リチャード・ゲイ
 NYベースの脚本家だったリチャード・ゲイは、ジョン・セイルズやジョナサン・デミの作品スタッフとしてプロデューサーの仕事を始め、ナンシー・サヴォカの一連の作品を共同脚本でプロデュースした。96年にはジョナサン・デミ、デッド・デミ、アベル・フェラーラ、アリソン・マクリーン、ジュリー・ダッシュ他の短編からなる長編『SUBWAY STORIES』もプロデュース。ジャームッシュとは「ゴースト・ドッグ」が初仕事。