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ゴダールのメッセージ


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ウイークエンド
ウイークエンドについて
この映画は金曜日の夕方から月曜日の朝までパリのマイカー族をおそう集団的ヒステリーのありさまを描くものである。週末になるや、いっさいのヒューマニズムは、突如として、またたく間に、<レジャー神>の専横のいけにえと化す。
 若い世代のある夫婦のカップルを象徴として、ここでは、この週末状況から生じるあらゆる背徳と錯乱が表出する。夢幻劇のごとく始まる旅行は、ついには悲喜劇に終るのだ。
 シナリオのこの社会学的側面にいくつかの心理学的な根が接合される。すなわち、ふたりの人間が体験するオデュッセイアの内部に、この人物たち個有の、つまりは彼ら相互の私生活に特有のサスペンスのモチーフがいくつかは入りこんでくるのである。
(撮影用シノプシスの前文より)


…この映画に関しては、政治的という言葉よりも《妖怪たち(FANTOMES)》という言葉をつかう方がおもしろいはずです。…妖怪たちが登場します。妖怪というのは永遠にあらわれつづけるのです。
(1978年、モントリオール映画芸術コンセルヴァトワールで。
「ゴダール/映画史 II」、奥村昭夫訳・筑摩書房刊より)


(この映画の翌年、現実に<五月革命>が起きたことについて)
…私はまだ完全には存在していなかった出来事から着想を得いていたということです。つまり、私はある種の出来事を、―それが存在する以前にではなく―、人々が《それは存在している》と言いはじめる以前にとりあげたということです。
(同上)


…「ウイークエンド」の世界は、(怪物映画や怪物小説と比べて)よりずっと錯綜し、雑然とした世界です。事実、私はイロクォイ族についてのエンゲルスの初期の文章を使ったりしています。私は、妖怪とか妖怪ではないものとかからなる大盛りのサラダを、ぶあついサンドイッチをつくろうとしたのです……どう言えばいいのか……私はこの映画では、叫びとか歌とかにより近いところにいるのです。
(同上)


フォーエヴァー・モーツアルト JLG/自画像

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