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アンゲロプロスの原案から出発して脚本の具体化で協力するのは、「ユリシーズの瞳」「永遠と一日」と同じ顔ぶれ。フェリーニやアントニオーニ、ロージ、タヴィアーニ兄弟の数々のイタリア映画の名作の脚本で知られるトニーノ・グエッラは、1920年生まれで、イタリアのロマーニャ地方出身でもともとは小説家で詩人。タルコフスキーの最後の2作品にも協力し、アンゲロプロスとは「シテール島への船出」以後の全作品で協力している。グエッラはアンゲロプロスの<聞き役>として物語をひきだし、ギリシャ語で脚本に書く時にはマルカリスが協力し、それを、プロデューサーでもあり、50年代のイタリア映画の黄金期から巨匠たちと数々の現場で創作に携わってきたシルヴァーニが作品全体の構成でアシストする。
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「シテール島への船出」いらいアンゲロプロスの全作品の音楽を担当。
アテネのコンセルヴァトワールでピアノを学び、アテネ大学で歴史学と考古学をおさめ、フランスに留学して音楽人類学を専攻し、帰国後にマノス・ハジダギスと第3ラジオの番組編成責任者をつとめ、演劇・映画の作曲をはじめた。
アンゲロプロス映画でのカラインドルーの音楽の作り方は通常の映画音楽の作曲よりも踏み込んだ共同作業だ。「エレニの旅」では主人公アレクシスはアコーデオン弾きであり、そのテーマ曲をはじめ、ニコスが歓迎する<音楽の溜まり場>がやがてアレクシスとエレニが子供たちと音楽を通して和解する場となり、そのミュージシャンたちがアレクシスのアメリカへの出発に別れの演奏をするシーンなど、撮影の前からカラインドルーの音楽が映画の展開にこれまで以上に深く関わっていることが感じられる。
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「こうのとり、たちずさんで」でヨルゴス・アルヴァニティスの助手から共同撮影監督になったシナノスが、「ユリシーズの瞳」、「永遠と一日」(アルヴァニティスが冬のシーンを、シナノスが夏のシーンを撮影)に次いで初めて単独で撮影監督をつとめ、アルヴァニティスじこみの重厚なタッチに彼独自の優雅な画調で新たな展開をとげている。
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