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旅芸人の記録
O THIASSOS

上映日 8/11(金) 1:00~

監督・脚本:テオ・アンゲロプロス
撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス
音楽:ルキアノス・キライドニス
出演:エヴァ・コタマニドゥ/ペトロス・ザルカディス/ストラトス・パヒス
1974-75年・ギリシャ映画・232分(BOW公開1979年)

★1975年カンヌ映画祭国際批評家大賞
★1976年ブリュッセル映画祭黄金時代賞
★1976年ロンドン映画祭大賞
★1979年度キネマ旬報ベスト・テン外国映画第1位・外国映画監督賞
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1939年から1952年、旅芸人一座の姿を通して、圧政、戦争、占領、叛乱、ギリシャが生きた現代史を描いて壁画のようにそびえる叙事詩超大作の傑作。全編をワンシーン・ワンカットの連続で貫き、圧倒的な映像美で世界に衝撃を与えたアンゲロプロスの代表作。現在ネガフィルムが修復中で、今回の上映は現状で世界最良のプリントです。
この映画へのコメント
27.Posted by キイトス・ホンマカイネン 2006年06月14日 12:59

この作品の公開された1979年は今から思うと80年代ミニシアタブーム(シネスク,シネヴィヴァン,シネセゾン)のさきがけとなった年のように思われます。私の田舎でも奇跡的に公開されたバウ2本立「家族の肖像」「歌う女、歌わない女」岩波ホールで立続けに公開された「奇跡」「だれのものでもないチェレ」「木靴の樹」「プロビデンス」などなど。そして私にとっても本当に見たい映画はバウ作品とエキプドシネマ作品だけであり東京の岩波ホールとスバル座でしかやっていないと認識した年でもありました。「スクリーン」誌に載っていた「旅芸人」のギリシャ語版オリジナルポスターを受験勉強の合間に見ていたのを思い出します。「旅芸人」は20代に見ましたがもう一度見たいですね。池澤夏樹さんが字幕を担当していたのですね

35.Posted by 有楽町・日劇前・ニュー東宝シネマ2 2006年06月21日 18:43

1979年日本公開作品で「木靴の樹」と共に各映画雑誌で1位を競った「旅芸人の記録」。1979年No.1作品に選出され話題となり、ようやく翌年1980年4月に、ニュー東宝シネマ2で「マリア・ブラウンの結婚」の次に公開されたので観に行った記憶があります。その後、テオ・アンゲロプロス作品は、すべて、BOWシリーズで配給されているので、アンゲロプロス日本初登場作品「旅芸人の記録」こそBOWシリーズの代名詞的な作品に思えます。私としては26年振りにスクリーンで再会出来るのを楽しみにしています。

154.Posted by ヤクセンボーレ! 2006年07月05日 11:42

ハリウッド映画の全国一斉拡大公開が完全に定着し、アラン・ドロン人気も低迷しはじめフランス映画を筆頭にヨーロッパ映画の公開本数が減少した1970年代後半。そのような状況下でも良質なヨーロッパ映画を続々と日本に紹介して下さったBOWシリーズ。中でも”まさに究極!”とも言える「旅芸人の記録」の登場は衝撃的だった!映画が、脈打ち、呼吸しているかのように感じ、完全に圧倒された3時間52分だった。「家族の肖像」では目の前で舞台を見ている錯覚を起し、映画を鑑賞しているのかが判別出来なくなった時と同じ衝撃だった。まさに映画という芸術を堪能させて頂いた瞬間だった。

279.Posted by 夏川ひろし 2006年07月29日 16:06

ギリシャの現代史もギリシャ神話も知らずに全くの先入見も無くて出会ったこの映画の、大きな河の流れの中を運ばれるような何とも不思議な感動を今も覚えています。アンゲロブロスは私にとって忘れられない人になりました。

292.Posted by Scene Number 2006年08月02日 00:50

小学生の頃、父が経営していた会社がギリシャでの仕事を受注した関係で、二人の美しいギリシャ人女性の友人ができました。彼女たちは父の部下と恋に落ち、周囲の反対を押し切り結婚して日本へ来たのです。私を弟のように可愛がってくれ、簡単なギリシャ語を教えてくれた二人は普段はとても陽気でしたが、そんな彼女たちの笑顔が曇り、涙を流していたことがあります。それは私が、彼女たちにギリシャに残してきた家族の事を訊ねた時です。単に淋しくなったからだとその時は思ったのですが、実は当時、ギリシャは軍事独裁政権下にあり、彼女たちの家族をはじめ多くのギリシャ人が過酷な重圧の中で生きていたことが背景にあったのだということを知ったのは、彼女たちの結婚生活が破れ、ギリシャへ帰国した数年後のことでした。
「旅芸人の記録」を観るたびに、私は二人のことを思い出します。彼女たちのどこか不安げで哀しそうな表情・・・それはまさに時代と歴史に翻弄され、銃撃や砲弾の中を必死で逃れていた、あの旅芸人の一座たちのそれと同じだったのです。

305.Posted by 坂田次郎 2006年08月10日 12:03

チケット完売なのですね。映画史に残る名作だから仕方ないですね。岩波ホール、テアトル銀座、ニュー東宝シネマ2、東京国際フォーラムに続いて、今度はシャンテ・シネのスクリーンで鑑賞したかった!いつか、リバイバル公開して下さい!

313.Posted by キイトス・ホンマカイネン 2 2006年08月15日 13:01

BOW30映画祭「日比谷場所」、千秋楽、結びの1本はやはりこの作品ですね。
満員の観客、休憩なし、24年ぶりに観ましたが、今まで私が観てきたどの映画よりも「悲しい」作品だと思います。でもそれと同時に「元気」を与えてくれるというかとてつもないパワーを持った作品でもあると言えます。拍手しながら埋葬するシーン。結婚式でテーブルクロスごと料理を引っ張っていくシーンは独裁政権や外国の介入に虐げられたギリシャ人の心が伝わってきます。まるで日本海のように美しいこの作品の中のギリシャの海も大好きです。高校時代に岩波ホールで公開された「惑星ソラリス」と「旅芸人の記録」は地方に住む映画青年だった私にとって「上京」のきっかけとなった作品のように思います。今回の映画祭は私にとってもこの30年の「棚卸」というか大切なものを思い出させてくれました。本当にありがとうございました。

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