久しぶりに、「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」を観ました。ん十年ぶりです。
まだ若かりし十代。大学には行ったばかりの春に公開され、いそいそと映画館に行きました。しかし、当時はさっぱりで、
(いつかこういう映画の分かる大人になりたい。そういう人はきっと、坂本龍一とか浅田彰とか、蓮見重彦みたいなカッコいい人たちなんだろう。自分もそんな大人になりたい)
と、真剣に思ったものでしたが、この年になって再見して、なんとなくわかった気がしたのです。面白さが伝わってきた気がして、ふと自分を観たら、
(なんだ、俺ってただのむさいおっさんジャン。そんな人間でもわかるこたあ分かるんだ)
と思ったら、再びがっくりしてしまいました。